地中海食の心血管疾患抑制効果を再確認

スペインで心血管リスクが高いが登録時に心血管疾患のない7447例を対象に、地中海式食にエクストラバージンオリーブオイルを加えた場合と、ナッツ類を加えた場合の心血管疾患予防効果を多施設試験で検討。2013年に結果を報告した後プロトコール逸脱が確認されたため、今回再解析を実施した。 その結果、主要心血管イベント（心筋梗塞、脳卒中または心血管死）発生率はオリーブオイル群3.8％、ナッツ群3.4％、対照群（低脂肪食）4.4％で、対照群に対する調整後ハザード比は0.69、0.72だった。割り付けの漏洩またはプロトコール逸脱が疑われる被験者1588例を除外後もほぼ同じ結果が得られた。...