軽症COPD患者への電話指導、自己管理を支援

英国で軽症慢性閉塞性肺疾患（COPD）のプライマリケア患者577例を対象に、自己管理をサポートする電話健康指導の有効性を多施設無作為化比較試験で検討した。電話健康指導群は11週間に4回実施し、禁煙サービスの利用、身体活動量の増加、薬物療法管理などについて、看護師による指導を電話で受けた。通常ケア群にはCOPDに関するリーフレットを配布した。 その結果、追跡12カ月時、SGRQ-Cで評価した健康関連QOLの総スコアに群間差はなかった（平均差－1.3点、95％CI －3.6-0.9、P＝0.23）。6カ月時では、電話指導群で身体活動量が増加しており、ケアプランの受け入れ（44％ vs. 30％）、抗菌薬レスキューパックの受け取り（37％ vs. 29％）、吸入器の使用法の確認（68％ vs. 55％）をした患者の割合も通常ケア群より多かった。...