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単一検体での糖尿病確定検査が高陽性的中率

2018年8月1日  Annals of Internal Medicine

米国でアテローム性動脈硬化症リスク(ARIC)研究に参加した糖尿病の診断を受けていない1万2268例を対象に、単一血液検体による未診断糖尿病確定検査の予後予測能を前向きコホート研究で検証。未診断糖尿病を単一血液検体での空腹時血糖値7.0mmol/L以上およびHbA1c値6.5%以上と定義した。 その結果、978例にベースラインの空腹時血糖またはHbA1c高値を認めた。このうち39%は空腹時血糖とHbA1c値ともに高く(未診断糖尿病と確定)、61%はいずれか一方のみの値が高かった。5年以内の糖尿病診断予測能は感度54.9%、特異度98.1%で、15年以内では特異度99.6%、陽性的中率88.7%だった。未診断糖尿病の確定が心血管疾患、腎臓病、死亡と有意に関連し、その関連性は未確定に比べて強かった。...