偶発腫瘍の検出率と悪性率を調査
2018年8月6日
British Medical Journal
画像検査で偶然に発見される腫瘍(incidentaloma:偶発腫瘍)の有病率および転帰をシステマティックレビュー20件(240試験)のアンブレラ・レビューで検討した。 その結果、偶発腫瘍の検出率は画像診断法によって大きな差があった。胸部CT(偶発的な肺塞栓症)、全身PET/PET-CTが5%未満だったのに対し、心臓MRI、胸部CT(胸部、腹部、脊椎および心臓の偶発腫瘍)、大腸CT(結腸外の偶発腫瘍)では3分の1超に認められた。偶発腫瘍の悪性率は、脳、耳下腺、副腎が5%未満、腎、甲状腺、卵巣が約25%、乳房では42%と最も高かった。...
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