再発神経膠腫へのポリオウイルス投与、36カ月時に2割生存
2018年8月7日
New England Journal of Medicine
世界保健機関(WHO)グレードIVの再発悪性神経膠腫に対する遺伝子組み換え非病原性ポリオ-ライノウイルスキメラ(PVSRIPO)腫瘍内注入の用量探索および毒性試験を実施。107-1010 TCID50(50%組織培養感染値量)の範囲で7段階の用量を評価した。 2012年5月~2017年5月に計61例を組み入れ、PVSPIPOを投与した。用量レベル-1(5.0×107 TCID50)を第II相試験の用量とした。用量レベル5(1010 TCID50)を投与した1例で、カテーテル除去直後に用量制限毒性となるグレード4の頭蓋内出血が発生した。用量拡大期では、19%にグレード3以上のPVSRIPO関連有害事象発生率が発生した。全生存率は24カ月時に21%に達し、36カ月時も維持していた。...
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