GLP-1/グルカゴン受容体デュアルアゴニスト、血糖管理と体重減少に有効

肥満または過体重の2型糖尿病患者51例を対象に、グルカゴン様ペプチド1（GLP-1）受容体とグルカゴン受容体を刺激する作動薬MEDI0382の血糖管理と体重減少に対する有効性を二重盲検無作為化比較第IIa相試験で検討した。 主要評価項目に規定したベースラインから41日目までの混合食負荷試験後0-4時間の血糖曲線下面積の変化量は、MEDI0382群の方がプラセボ群よりも有意な減少が見られた（最小二乗平均－32.78％ vs. －10.16％、P＜0.0001）。MEDI0382群で有意な体重減少が認められた（最小二乗平均－3.84kg vs. －1.70kg、P＝0.0008）。両群の治療関連有害事象発生率は同等だった（ともに88％）が、消化器障害（72％ vs 40％）、食欲減退（20％ vs 0％）の発生頻度はMEDI0382群の方が高かった。...