前立腺肥大症へのPAE、尿路症状改善もTURPに対する非劣性示せず
2018年8月9日
British Medical Journal
前立腺肥大症による下部尿路症状を有する患者103例を対象に、前立腺動脈塞栓術(PAE)の経尿道的前立腺切除術(TURP)に対する非劣性を無作為化非盲検試験で検証した。 その結果、ベースラインから術後12週時の国際前立腺症状スコア(IPSS)の平均変化量はPAE群-9.23点、TURP群-10.77点で、PAEのTURPに対する非劣性は示されなかった(P=0.17)。12週時の最大尿流率、排尿後残尿量、前立腺体積、内圧尿流検査に基づく膀胱出口部閉塞程度の評価で、PAEの治療効果はTURPより低かった。有害事象はPAEの方がTURPよりも少なかった(36件 vs. 70件、P=0.003)。...
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