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PAH患者の肺動脈の硬さ、長期転帰と関連見られず

2018年8月9日  Chest

未治療の特発性肺動脈性肺高血圧症(PAH)患者719例を対象に、肺動脈の硬さ(肺動脈スティフネス)の臨床的および血行力学的な相関を後ろ向きレビューで検討した。 その結果、肺動脈の硬さは平均肺動脈圧(r2=0.33)および心拍数(r2=0.15)との関連を認めたが、年齢および性別との関連はなかった。欧州心臓病学会(ESC)/欧州呼吸器学会(ERS)ガイドラインで高リスクに分類される患者は、低リスク患者に比べ肺動脈が硬く肺血管抵抗が高かった。肺動脈の硬さは長期転帰の独立予測因子ではなかった(追跡期間中央値2.43年)。...