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早産が出生児のADHDリスク上昇と関連

2018年8月10日  専門誌ピックアップ

小児11万3227人を対象に、在胎期間と注意欠陥多動性障害(ADHD)症状の関連を人口ベースの前向きコホート研究で検討。在胎期間の異なる同胞との比較により、遺伝的および環境的因子を調整した。5歳時(就学前)のADHD症状および8歳時(学齢期)の不注意および多動性/衝動性の症状を、母親の報告により調査した。 その結果、早期早産(在胎期間22-33週)児は、正期産児よりも、ADHD、不注意および多動性/衝動性の症状が多く見られた。遺伝的および環境的因子で調整後、早期早産児の方が、在胎期間40週で生まれた小児よりも、ADHD調査で0.24SD、不注意の調査で0.33SD、多動性/衝動性の調査で0.23SD、症状の平均スコアが高かった。性別が在胎期間と就学前のADHD症状との関連に影響し、女児では強い関連があるようだった。...