分娩後出血予防のcarbetocin、オキシトシンに一部非劣性示す
2018年8月13日
New England Journal of Medicine
分娩後出血予防の標準療法オキシトシンに対する熱安定性の新規薬剤carbetocinの非劣性を無作為化二重盲検試験で検証。10カ国の経膣分娩女性2万9645例を対象とした(CHAMPION試験)。 その結果、500mL以上の出血または子宮収縮薬追加投与の発生率はcarbetocin群14.5%、オキシトシン群14.4%で相対リスクは1.01(95%CI 0.95-1.06)となり、非劣性マージン1.16を下回ったため、carbetocinの非劣性が示された。1000mL以上の出血発生率はそれぞれ1.51%、1.45%で相対リスクは1.04(95%CI 0.87-1.25)となり、95%CI上限値が非劣性マージン1.23を上回ったため、carbetocinの非劣性は示されなかった。...
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