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天然痘治療薬tecovinimat、ヒトでの安全性確認

2018年8月14日  New England Journal of Medicine

経口天然痘治療薬tecovirimatの有効性をサルおよびウサギの天然痘モデルで検討した後、健常者449人を対象に薬物動態および安全性を評価するプラセボ対照試験を実施した。 その結果、サルは10mg/kg、ウサギは40mg/kgを最低用量とし、14日間投与することで生存率90%超を達成した。血中濃度およびAUC0-24hrの数値から、サルモデルの方がヒト曝露量推定モデルに最適であることが示唆された。健常者対象の試験でtecovirimat 600mgを1日2回14日間投与した結果、定常状態での平均最高血中濃度は2209ng/mL、AUC0-24hrは3万632 ng×hr/mLといずれもサルモデルの結果を上回り、問題となる有害事象パターンも見られなかった。...