1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 体軸性脊椎関節炎、寛解後アダリムマブ投与中止で再燃率増加

体軸性脊椎関節炎、寛解後アダリムマブ投与中止で再燃率増加

2018年8月15日  Lancet

アダリムマブによる28週間の非盲検治療ののち臨床的寛解を達成し、X線画像で明らかな所見を認めない体軸性脊椎関節炎(SpA)患者305例を対象に、同薬剤投与中止の可能性を国際多施設共同無作為化二重盲検試験で検討(ABILITY-3試験)。対象を40週間のアダリムマブを継続投与する152例(継続投与群)とプラセボに切り替える153例(投与中止群)に無作為に割り付けた。 その結果、68週時までに再燃が見られなかった患者の割合は、アダリムマブ投与継続群の方が投与中止群よりも高かった(152例中107例[70%]vs.153例中72例[47%]、P<0.0001)。継続群と中止群に発生した主な有害事象は、鼻咽頭炎(順に16%と13%)、上気道感染(同13%と8%)、体軸性脊椎関節炎の増悪(同7%と14%)だった。...