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胃癌のロボ支援手術、長時間化の理由が判明

2018年8月16日  Surgical Endoscopy

胃癌手術でロボット支援手術の方が腹腔鏡下手術よりも手術時間が長くなる原因を調査すべく、国内でロボット支援下幽門側胃切除術10例と通常の腹腔鏡下幽門側胃切除術(LDG)10例の手術映像および電子診療録を後ろ向きにレビューした。 その結果、ロボット支援手術群の方が腹腔鏡手術群よりも、手術の総所要時間が56.8分長かった(273.7 vs. 216.9分、P=0.000)。しかし、手技時間の差は15.3分(145.9 vs. 130.6分、P=0.094)で、6段階の手技に要した時間にも群間差はなかった。手技以外の時間(器具の設定や手術アームのドッキング、位置決定などに要した時間)は、ロボット支援手術群の方が腹腔鏡手術群よりも41.5分長かった(127.8 vs. 86.2分、P=0.001)。...