前立腺癌へのADT、メトホルミン併用でOS改善

米国でアンドロゲン遮断療法（ADT）を実施した前立腺癌患者8万7344例を対象に、メトホルミン併用による生存率改善効果を後ろ向きコホート研究で検討。患者の61％が糖尿病（DM）非合併、22％が糖尿病合併でメトホルミン投与なし、17％が糖尿病合併でメトホルミン投与ありだった。 Cox比例ハザード分析の結果、糖尿病非合併群と比較した全生存率のハザード比は、DM合併メトホルミン投与群0.82（95％CI 0.78-0.86）DM合併メトホルミン非投与群1.03（同0.99-1.08）、癌特異的生存率のハザード比はDM合併メトホルミン投与群0.70（同0.64-0.77）、DM合併メトホルミン非投与群0.93（同0.85-1.00）だった。...