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初産の妊娠高血圧でCVD危険因子増

2018年8月16日  Annals of Internal Medicine

妊娠高血圧症候群の既往と出産後の心血管疾患(CVD)危険因子との関連を検討すべく、米国の看護師健康調査II(NHS II)に参加した出産経験のある女性5万8671人を対象に観察コホート研究を実施した。 対象者を初産から2013年まで(平均25-32年)追跡した結果、初回妊娠中に妊娠高血圧または妊娠高血圧腎症を発症した女性は、正常血圧の女性と比較して、慢性高血圧症(ハザード比2.8[95%CI 2.6-3.0]、同2.2[2.1-2.3])、2型糖尿病(順に同1.7[1.4-1.9]、同1.8[1.6-1.9])、高コレステロール血症(同1.4[1.3-1.5]、1.3[1.3-1.4])の発症率が高かった。妊娠高血圧症の既往がある女性の高血圧症の相対リスクは初産後5年以内が最も高かった。...