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結腸癌の低侵襲切除術、術後補助療法の遅延回避し生存率改善

2018年8月21日  Surgical Endoscopy

ステージIIIの結腸腺癌切除手術を施行した患者8万6680例を対象に、低侵襲手術と術後全身補助療法の開始遅延(術後8週間超)および生存率の関連性を検討した。 傾向スコアでマッチさせた低侵襲手術(腹腔鏡またはロボット手術)患者3万3183例と開腹手術患者3万3183例を比較した結果、低侵襲手術群の方が開腹手術群と比べて術後8週間以内に全身補助療法を開始した患者が多かった(49% vs. 42%、P<0.001)。術後全身補助療法の遅延は5年全生存率低下との関連が見られた(ハザード比1.27、95%CI 1.19-1.36)、低侵襲手術は生存率改善との独立した関連を認めた(ハザード比0.92、0.86-0.97)。...