1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. TKA後の疼痛管理、内転筋管ブロックのみでは不十分

TKA後の疼痛管理、内転筋管ブロックのみでは不十分

2018年8月21日  The Journal of Bone & Joint Surgery

初回人工膝関節全置換術(TKA)を施行した患者155例を対象に、ブピバカインを用いた内転筋管ブロック(ACB)と麻酔薬関節周囲注射(PAI)の術後疼痛緩和効果を無作為化試験で比較。患者をACB単独群(0.5%ブピバカイン15mL投与)、PAI単独群(エピネフリンを添加した0.25%ブピバカイン50mL投与)およびACB+PAI併用群に無作為に割り付けた。 その結果、ACB単独群の方が併用群よりも術後1日目(3.9 vs. 3.0、P=0.04)および3日目(4.2 vs. 2.0、P=0.02)の平均VAS疼痛スコアが有意に高かった。術後のオピオイド使用量は、術後1日目、2日目ではACB単独群が併用群よりも有意に多く、術後2日目ではPAI単独群よりも有意に多かった。PAI単独群と併用群でオピオイド使用量に有意差はなかった。 ...