トランスフェミニン、ホルモン療法で心血管リスク上昇
2018年8月22日
Annals of Internal Medicine
トランスジェンダーの静脈血栓塞栓症(VTE)、虚血性脳卒中および心筋梗塞発症リスクをコホート研究で検証。試験に参加した患者の内訳は、トランスフェミニン2842人、トランスマスキュリン(TM)2118人、シスジェンダーの男性4万8686人と女性4万8775人だった。 その結果、トランスフェミニン群で静脈血栓塞栓症(VTE)発症率が高く、シスジェンダー男性群との2年および8年リスク差は1000人当たり4.1、16.7であり、シスジェンダー女性群との比較では3.4、13.7だった。追跡期間中にホルモン療法を開始したトランスフェミニンで、VTEおよび虚血性脳卒中リスクの顕著な差が認められた。トランスマスキュリン群のリスクは不十分なエビデンスにより結論が得られなかった。...
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