COPDによる死亡リスクにテロメア長が関連

アジスロマイシンの慢性閉塞性肺疾患（COPD）増悪予防効果を評価するMACRO試験に参加した中等度ないし重症COPD患者576例を対象に、末梢血白血球のテロメア長と臨床転帰の関連を検討した。 その結果、テロメア長の短縮はSt. George呼吸器質問票スコアに基づく健康状態悪化と関連した（β＝－0.09、P＝0.034）。プラセボ投与患者では、テロメアが短い群は長い群に比べCOPD増悪率（レート比1.50、95％CI 1.16-1.95、P＝0.002）および死亡リスク（ハザード比9.45、95％CI 2.85-31.36、P＝0.015）が有意に高かった。アジスロマイシン投与患者ではこの差は認められなかった。...