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南アジア新生児の感染症、実態を調査

2018年8月24日  Lancet

バングラデシュ、インドおよびパキスタンの新生児6万3114例を対象に、重症細菌感染症の疑い(pSBI)例の発生率およびその原因を観察コホート研究で調査した。 対象のうち6022例(出生1000例当たり95.4例)でpSBIが報告された。そのうち28%で原因が特定され、1000例当たりの平均発生数は、細菌感染が13.2例、ウイルス感染が10.1例だった。最も多かった病原体はRSウイルス(5.4/1000例)で、ウレアプラズマ属(2.4/1000例)が後に続いた。死亡例で特定された原因の92%が細菌感染で、血液培養分離株の83%がペニシリン、アンピシリン、ゲンタマイシンまたはその組み合わせのいずれかに感受性を示した。...