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アトピー性皮膚炎患児のバイオマーカー探索

2018年8月24日  British Journal of Dermatology

アトピー性皮膚炎患児53例と対照児50例を対象に、低侵襲のテープストリッピング法により角質層を採取し、スキンタイプ別に皮膚バリアおよび免疫応答バイオマーカーを探索した。 その結果、アトピー性皮膚炎の非病変皮膚に比べ病変皮膚でインターロイキン(IL)1β、IL18、ケモカインCXCL8、CCL22、CCL17、CXCL10、CCL2が有意に高値を示した(P<0.05)。天然保湿因子(NMF)レベルは、スキンタイプII型で健康な皮膚、アトピー性皮膚炎非病変皮膚、病変皮膚の順に徐々に低下した。スキンタイプVI型ではこの低下パターンは見られず、II型に比べアトピー性皮膚炎非病変皮膚と病変皮膚の両方でNMFレベルが高かった。...