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大腸手術後のNSAIDで吻合不全リスク上昇か

2018年8月24日  Surgical Endoscopy

大腸手術後の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)投与と吻合不全リスクの関連を検討すべく、NSAIDと対照薬で吻合不全率を比較した試験7件のシステマティックレビューおよびメタ解析を実施した。 その結果、術後のNSAID使用は、吻合不全の全体的なリスク上昇に関連していた(オッズ比1.58[1.23-2.03]、P=0.0003)。非選択的NSAIDはリスク上昇に関連していたが(同1.79[1.47-2.18]、P< 0.00001)、選択的NSAIDは関連していなかった。しかし、非選択的NSAIDでも、ジクロフェナクは吻合不全率上昇に関連していた(同2.79[1.96-3.96]、P<0.00001)が、ketorolacは関連していなかった(同1.36[0.89-2.06]、P=0.16)。...