前立腺癌、エンザルタミドで転移7割抑制
2018年8月27日
New England Journal of Medicine
前立腺特異抗原(PSA)値の急激な上昇を見た転移のない去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)患者1401例を対象に、エンザルタミドの転移リスク抑制効果を第III相試験で検討した(PROSPER試験)。 その結果、無転移生存期間中央値はエンザルタミド群36.6カ月、プラセボ群14.7カ月だった(転移または死亡のハザード比0.29、95%CI 0.24-0.35、P<0.001)。エンザルタミド群ではプラセボ群に比べ、その後の抗腫瘍薬使用までの期間(39.6 vs. 17.7カ月)およびPSA進行までの期間(37.2 vs. 3.9カ月)が長かった(同0.21および0.07、いずれもP<0.001)。グレード3以上の有害事象発生率はエンザルタミド群31%、プラセボ群23%だった。...
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