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早期固形食導入で乳児の睡眠時間と覚醒頻度に変化

2018年8月27日  専門誌ピックアップ

英国で、完全母乳栄養中の生後3カ月の乳児1225例を対象に、固形食の早期導入が乳児の睡眠に及ぼす影響を集団ベースの無作為化臨床試験で検証した。 その結果、早期導入群(生後3カ月から母乳継続+固形食)で標準導入群(生後6カ月頃まで完全母乳で固形物摂取はなし)に比べ乳児の睡眠時間が有意に長くなり、覚醒頻度も有意に低下した。群間差は6カ月齢で最も大きく、早期導入群で一晩当たり睡眠時間は16.6分延長し、覚醒頻度は2.01回から1.74回に低下した。母親の生活の質に大きな影響を及ぼす極めて重度の睡眠障害報告率は標準導入群が早期導入群に比べ有意に高かった(オッズ比1.8、95% CI 1.22-2.61)。...