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HCV感染腎移植は費用対効果高い

2018年8月28日  Annals of Internal Medicine

米国で、透析治療中のC型肝炎ウイルス(HCV)感染末期腎不全(ESRD)患者へのHCV感染腎臓移植の費用対効果を検討。マルコフ状態遷移決定モデルで非感染腎臓移植と比較した。HCV感染腎臓移植では移植後に、非感染腎臓移植では移植前にHCV治療を実施した。 MEDLINEなどから関連論文を抽出して分析した結果、主にHCV非感染腎臓移植の方が待機期間が長かったことから、HCV感染腎臓移植の方が費用対効果に優れていた。典型的な57.8歳の透析患者例での生涯コスト削減額は4万1591ドル、平均獲得質調整生存年(QALY)は0.50と推定された。感度解析でも、非感染腎臓移植の超過待機期間が161日を下回らない限りほぼ同じ結果となった。...