腸内細菌叢改善の臨床試験、有害性報告が不十分

健常者および内科疾患患者に対するプロバイオティクス、プレバイオティクスおよびシンバイオティクスによる腸内細菌叢改善効果を評価した無作為化比較試験384件を対象に、論文発表での有害性関連情報の報告状況を系統的レビューで調査した。 その結果、106件（28％）は一切の有害性関連データを報告していなかった。142件（37％）が安全性評価結果、309件（80％）が各試験群の重篤な有害事象発生数を報告していなかった。全体として、375件（98％）が有害事象および重篤な有害事象の定義、有害性による離脱者数、各試験群の有害事象および重篤な有害事象発生数のいずれも報告していなかった。...