腸内細菌叢に前立腺癌に関連する代謝経路を特定
2018年8月30日
European Urology
米国で経直腸的前立腺生検の2週間前に採取した直腸スワブ検体105検体(前立腺癌あり64検体、なし41検体)を対象に、16S rRNA遺伝子アンプリコンシーケンシングを実施。腸内細菌叢の多様性および前立腺癌に関連する代謝経路を検討した。 その結果、細菌群集組成と前立腺癌の有無との間に有意な関連が見られた(群集組成の非類似性を数値化したBray-Curtis distance metric、P<0.01)。バイオインフォマティクスソフトウェアPICRUStを用いた細菌叢の機能予測の結果、前立腺癌群と非前立腺癌群で葉酸およびアルギニンの代謝経路に最も有意な差が見られた。...
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