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10代のADHDリスク、デジタルメディア高頻度使用で上昇か

2018年8月31日  Journal of the American Medical Association

注意欠陥多動性障害(ADHD)の顕著な症状がない米国カリフォルニアの高校生(15-16歳)2587人を対象に、デジタルメディアの使用頻度とその後のADHD症状発生の関連を縦断コホート研究で検討。調査開始時に14種類の最新デジタルメディア活動の使用頻度、追跡半年ごとに18のADHD症状の自己評価を調査した。追跡期間中央値は22.6カ月だった。 その結果、1398人(54.1%)がソーシャルメディアを高頻度にチェックしていると回答し、これが最も頻度の高いデジタルメディア活動だった。ベースラインの調査で高頻度デジタルメディア活動が1種類増えるごとに、追跡期間中のADHD症状発生の確率が有意に上昇した(オッズ比1.11、95%CI 1.06-1.16)。この関連は共変量で調整後も維持された(同1.10、1.05-1.15)。...