PADへの単核細胞移植、P3で有効性示せず

血行再建不能の末梢動脈疾患（PAD）患者54例を対象に、自己骨髄単核細胞移植の臨床的有効性を二重盲検無作為化プラセボ対照第III相試験で検討した。骨髄を500-700mL採取し、骨髄単核細胞を分離して40mLまで濃縮し、28例に濃縮した骨髄単核細胞、26例にプラセボ（希釈血液）を腓腹筋の40カ所に筋肉内注射した。 その結果、主要評価項目（患肢切断件数、疼痛なし歩行距離）および副次評価項目（足関節上腕血圧比、疼痛スコア、SF-36［Short Form 36］生活の質スコア）に有意な群間差は見られなかった。...