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出血性ショックへの血漿病院前投与、有意差認めず

2018年9月5日  Lancet

米国都市部のレベル1外傷センターで、出血性ショックを来たした外傷患者に対する凍結乾燥血漿病院前投与の効果を実践的無作為化試験で検証(Control of Major Bleeding After Trauma試験)。対象を血漿投与群65例と対照の生理食塩水投与群60例に割り付けた。 その結果、70例(56%)が外傷後6時間以内に輸血を要した。as-treated解析の結果、主要評価項目に規定した28日死亡率は血漿群15%、対照群(生理食塩水)10%となり、差を認めなかった(P=0.37)。intention-to-treat解析の結果、安全性転帰および有害事象に有意差は見られなかった。一貫して有意差を認めなかったため、本試験は中止された。...