空路搬送中の血漿輸血で外傷患者の死亡減
2018年9月6日
New England Journal of Medicine
出血性ショックリスクのある外傷患者501例を対象に、航空医療搬送中の解凍血漿輸血の有効性および安全性をクラスター無作為化第III相優越性試験で検証した(PAMPer試験)。 その結果、主要評価項目に規定した30日死亡率は、血漿投与群が標準的蘇生処置群に比べ有意に低かった(23.2% vs. 33.0%、P=0.03)。外傷センター到着後のプロトロンビン時間比中央値もほぼ同じだった(1.2 vs. 1.3、P<0.001)。多臓器不全、急性肺損傷-急性呼吸窮迫症候群、院内感染、アレルギー反応、輸血関連反応の発生率に有意差はなかった。...
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