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糖尿病治療のSU薬、心血管・低血糖リスクと関連

2018年9月7日  British Medical Journal

1998-2013年にメトホルミン単剤療法を開始した2型糖尿病患者7万7138例を対象に、スルホニル尿素(SU)薬の追加または切り替えが、心血管および低血糖リスクを上昇させるかを英国の人口ベースコホート研究で検討した。 中央値1.1年の追跡期間で、SU薬投与(追加または切り替え)がメトホルミン単剤療法継続に比べて、心筋梗塞(1000人年当たりの発生率7.8 vs. 6.2、ハザード比1.26、95%CI 1.01-1.56)、全死亡(同27.3 vs. 21.5、1.28、1.15-1.44)および重度低血糖(同5.5 vs. 0.7、7.60、4.64-12.44)のリスク上昇との関連を認めた。SU薬追加に比べて、SU薬への切り替えが、心筋梗塞(ハザード比1.51、95%CI 1.03-2.24)および全死亡(同1.23、1.00-1.50)のリスク上昇と関連していた。...