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ACL再建後の歩行を力学的分析、半月板手術により差

2018年9月6日  The Journal of Bone & Joint Surgery

前十字靭帯(ACL)再建術を受けたスポーツ選手61例を対象に、術後の歩行を力学的に分析し、同時施行した内側半月板手術の種類(部分切除術、修復術、手術なし)別に比較。ACL再建術後の歩行変化が変形性膝関節症(膝OA)の進行に影響を及ぼす可能性を調査した。 その結果、部分切除群は修復群および手術なし群に比べ、歩行時の両肢間の膝内転モーメントピーク値の差(患肢-対側肢)が大きかった(部分切除と修復の群間差0.10N-m/kg-m、P=0.020、部分切除と手術なしの群間差0.06N-m/kg-m、P=0.037)。修復群は両肢間の内側への負荷の差(患肢-対側肢)が部分切除群と比較して体重の0.5倍小さかった。...