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医師の“プロ意識に関する問題”発生頻度、50年変動なし

2018年9月10日  専門誌ピックアップ

ミレニアル世代(1982-2004年生)の研修医では、それ以前の世代よりも研修中のプロ意識および仕事ぶりに関する重大な問題(professionalism and performance issues:PPI)の発生頻度が高いと指摘される。そこで、米ピッツバーグ大学脳神経外科で、1971年からの50年間に研修を受けたレジデント141人を対象にPPI発生頻度の変動をレビューし、研修終了後の診療形態および職務満足度とPPI発生頻度の関連を調べた。「特定の懲戒処分につながる懸念事項」を重大なPPIと定義した。 10年ごとの解析の結果、重大なPPIの発生頻度に統計学的有意差はなかった。研修終了後の調査に参加したレジデントでは、診療形態および職務満足度に差はなかったが、自身の職業が自分や家族のライフスタイルに影響を及ぼす懸念を報告する割合が増えた。...