コペプチン値による尿崩症診断、水制限試験よりも高精度
2018年9月11日
New England Journal of Medicine
高張食塩水負荷試験で測定した血漿コペプチン値に基づく尿崩症診断の精度を従来の水制限試験と比較すべく、低張多尿を呈する患者144例に両試験を実施。既往歴や治療反応性などに基づく最終診断は82例が原発性多飲症、59例が中枢性尿崩症、3例が腎性尿崩症だった。 診断精度は水制限試験76.6%、コペプチンカットオフ値>4.9pmol/Lでの高張食塩水負荷試験96.5%だった(P<0.001)。原発性多飲症と部分型中枢性尿崩症との識別精度は水制限試験73.3%、高張食塩水負荷試験95.2%だった(調整後のP<0.001)。水制限試験中に重篤な有害事象(デスモプレシン誘発性低ナトリウム血症)が1件認められた。...
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