高齢者への抗菌薬処方の傾向―米

2011-15年の米国メディケア請求データ（65歳以上の受給者450万人）を基に、高齢者に対する外来での抗菌薬処方の傾向を観察研究で調査した。 その結果、2011-14年で抗菌薬処方数は受給者1000人当たり1364.7件から1309.3件へ減少したが、2015年には1364.3件へ増加していた（調整後の2011-15年減少率0.20％）。2011-14年で不適切と見られる抗菌薬処方数は受給者1000人当たり552.7件から522.1件へ減少していた（調整後の減少率3.9％）。個々の抗菌薬使用の変化は一貫しておらず、受給者1人当たりの処方数はアジスロマイシンが18.5％減少したのに対し、レボフロキサシンは27.7％増加した。...