1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 成人潜在性結核に対するrifampinはイソニアジドに非劣性

成人潜在性結核に対するrifampinはイソニアジドに非劣性

2018年9月14日  New England Journal of Medicine

潜在性結核感染症の成人患者6859例を対象に、rifampin 4カ月レジメンのイソニアジド9カ月レジメンに対する非劣性および優越性を非盲検試験で検証した。 rifampin群は3443例で追跡期間は7732人・年、イソニアジド群は3416例で7652人・年だった。追跡期間中にrifampin群では4例で活動性結核の進行が確認され、4例で活動性結核が臨床的に診断された。イソニアジド群では順に4例、5例だった。100人・年当たりの発生率の群間差はいずれも0.01例未満で、rifampinの非劣性が示されたが、優越性は認められなかった。rifampin群はイソニアジド群に比べて治療完了率が15.1パーセントポイント高く、146日以内にグレード3-5の有害事象が発生した割合は1.1パーセントポイント低かった。...