IgE依存性アレルギー小児、複雑性虫垂炎リスクは低い
急性虫垂炎のため虫垂切除術を受けた小児患者605例を対象に、IgE依存性アレルギーと複雑性虫垂炎リスクの関連を後ろ向きコホート研究で検証した。 16.9%にIgE依存性アレルギーがあった。壊疽または穿孔を伴う複雑性虫垂炎発生率はアレルギー群19.6%、非アレルギー群46.9%だった(調整後オッズ比0.33、95% CI 0.18-0.59)。性別、季節性抗原曝露、アレルギー薬使用によるアレルギーの有意な効果修飾は見られなかったが、アレルギー群は非アレルギー群に比べて入院期間が短かった(四分位範囲:1-2日 vs. 1-5日、P=0.004)。...
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