APAへのロボ支援副腎部分切除が有用

片側性のアルドステロン産生腺腫（APA）に対するロボット支援副腎部分切除術施行患者10例の周術期および1年時の機能転帰を検討した。 その結果、全例でロボット手術が完了し、術中出血量は微量だった。Clavien分類グレード2の合併症が1例発生した。3カ月時と1年時の機能評価では、全例が生化学的改善（アルドステロン値、血漿レニン活性、アルドステロン／レニン比が正常範囲内）を達成した。6カ月時に9例で完全な臨床的改善（降圧薬なしで正常血圧）を得たが、1例にアムロジピン投与を要した。中央値30.5カ月の追跡で、症状または画像上の再発は認められなかった。...