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進行NSCLCの死亡率、ゲノムシーケンシングで改善せず

2018年9月19日  Journal of the American Medical Association

米国のFlatiron Health Databaseに登録された進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者5688例を対象に、広範囲ゲノムシーケンシング(GS)を施行した患者(875例)と、EGFR変異およびALK再構成またはそのいずれかに関する定期検査を施行した患者(4813例)の生存転帰を後ろ向きに比較した。 操作変数解析の結果、12カ月時死亡率はGS群41.1%、定期検査群44.4%と推算され(差-3.6%、95%CI -18.4%-11.1%、P=0.63)、GSと12カ月死亡率に有意な関連は見られなかった。生存率についても結果は一定で、傾向スコアを用いた生存解析でのハザード比は0.92(42.0% vs. 45.1%、95%CI 0.73-1.11、P=0.40)、傾向スコアを用いないコホートでは0.69(95%CI 0.62-0.77、log-rank検定でのP<0.001)だった。...