1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 妊娠中・授乳期のビタミンD補充、児の発育を有意に改善せず

妊娠中・授乳期のビタミンD補充、児の発育を有意に改善せず

2018年9月19日  New England Journal of Medicine

バングラデシュで妊娠中および授乳中の母親のビタミンD(VD)補充が胎児および乳児の発育にもたらす効果を検討すべく無作為化プラセボ対照試験を実施した。 乳児1164例を1歳時に評価した結果、平均年齢別身長zスコアはプラセボ群-0.93±1.05、母親の分娩前VD 4200IU補充群-1.11±1.12、分娩前1万6800IU補充群-0.97±0.97、分娩前2万8000IU補充群-1.06±1.07、分娩前および分娩後2万8000IU補充群-0.94±1.00で、各群の間に有意な差は見られなかった(多重比較のP=0.23)。最高用量群で高カルシウム尿症の疑いが増加したが、他の有害事象の発生率には有意な群間差はなかった。...