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アトピー性皮膚炎の重症度、黄色ブドウ球菌CC型と関連

2018年9月19日  British Journal of Dermatology

アトピー性皮膚炎患者63例を対象に、黄色ブドウ球菌(S. aureus)のコロニー形成およびそれぞれのクローナルコンプレックス(CC型)の経時的変化と疾患重症度、皮膚のバリア機能およびフィラグリン(FLG)遺伝子変異との関連を調査した。 ベースラインと追跡時の検体ともにコロニー形成が確認された患者のうち、51.9%は追跡時にベースラインと同じCC型のコロニーが形成されていた。CC型が変化した患者ではSCORAD(重症度評価法)が10.7点増加し、CC型が同じだった患者では4.4点減少した。ベースラインと追跡時の検体ともにコロニーが形成されていた患者では、皮膚のpHが有意に上昇していたが、CC型の変化は経皮水分蒸散量、pHおよびFLG遺伝子変異に関連していなかった。...