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検査値低値と母平均の関連は弱い

2018年9月20日  British Medical Journal

低・中所得国65カ国の人口保健調査(DHS)から得た20-49歳の非妊娠女性のデータを用いて、分布の左側の欠乏病態(貧血、重度慢性エネルギー欠乏[SCED]および低体重)が分布の右側の過剰病態(過体重および肥満)と同じく母平均と強い関連があるかを検討。平均値と有病率の関連を主要評価項目に規定した(BMI値解析でSCED、低体重、過体重および肥満の有病率、ヘモグロビン値解析で貧血および重症貧血有病率の有病率)。 その結果、BMI値と分布の右側の異常値(過体重および肥満)の間に極めて強い関連を認めた(それぞれr2=0.98、r2=0.93)。分布の左側の異常値(欠乏病態)に関しては、BMI値と低体重の間に中等度ないし強度の関連(r2=0.67)、SCEDとの間にやや弱い関連(r2=0.38)を認め、ヘモグロビン値と貧血の間に中等度の関連(r2=0.46)、重症貧血との間にはやや弱い関連(r2=0.30)を認めた。...