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2型糖尿病の肥満手術、微小血管疾患リスク低下

2018年9月20日  Annals of Internal Medicine

米国で肥満手術を施行した2型糖尿病患者4024例と年齢、性別などでマッチさせた通常ケア(手術非施行)患者1万1059例を対象に、微小血管合併症の発症リスクを後ろ向きマッチドコホート研究で比較した。 その結果、肥満手術は5年時の微小血管障害リスクの有意な低下と関連した(手術群16.9% vs. 非手術群34.7%、調整後ハザード比0.41、95%CI 0.34-0.48)。5年時の微小血管障害の累積発症率は糖尿病性神経障害が手術群7.2%、非手術群21.4%(ハザード比0.37、95%CI 0.30-0.47)、糖尿病性腎症が手術群4.9%、非手術群10.0%(同0.41、0.29-0.58)、糖尿病性網膜症が手術群7.2%、非手術群11.2%(同0.55、0.42-0.73)だった。...