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低線量CTによるSCLC早期発見、生存率改善せず

2018年9月21日  Chest

肺癌高リスク者を対象とした全米肺検診試験(National Lung Screening Trial)で低線量CT検診により発見された小細胞肺癌(SCLC)の特性を検討した。 その結果、143例がSCLCと診断された。そのうち49例が検診時、15例が中間期に発見、79例は検診未受診または検診終了後だった。中間期発見例では検診時発見例と異なり、非小細胞肺癌(NSCLC)よりもSCLCの割合が高かった(5% vs. 23%、P<0.0001)。全体では、SCLCはNSCLCに比べ進行期(ステージIII/IV)の割合が高かったが(86% vs. 36%、P<0.0001)。SCLCの生存率に有意な群間差はなかった。...