1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. AFの転帰に血中ジメチルアルギニン濃度が関連

AFの転帰に血中ジメチルアルギニン濃度が関連

2018年9月21日  専門誌ピックアップ

心房細動(AF)に対するアピキサバンの効果を評価したARISTOTLE試験で血漿検体を採取した5004例を対象に、一酸化窒素の生成を抑制する非対称性および対称性ジメチルアルギニン(ADMA、SDMA)と心房細動転帰の関連を検討した。 その結果、ADMA値の三分位群が脳卒中/全身性塞栓症(P=0.034)および死亡(P<0.0001)と有意に関連し、SDMA値の三分位群が大出血および死亡(いずれもP<0.001)と関連した。ADMAとSDMAを脳卒中リスク予測スコアCHA2DS2-VAScまたは出血リスク予測スコアHAS-BLEDに加えると、予測能を示すC-indexが改善した。...