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禁煙の利点、体重増加しても損なわれず

2018年9月25日  New England Journal of Medicine

米国のコホート研究3件の登録例を対象に、禁煙後の体重増加で禁煙による健康上の利点が損なわれるかどうかを検討した。 その結果、2型糖尿病リスクは現喫煙群に比べ、最近禁煙した群(禁煙後2-6年)で高かった(ハザード比1.22、95%CI 1.12-1.32)。このリスクは禁煙後5-7年をピークに低下し、一時的な2型糖尿病リスクは体重増加度と正比例し、体重増加のない禁煙群ではリスクは増加しなかった(相互作用のP値<0.001)。死亡リスクの一時的な増加は体重増加の有無とは関連せず、最近の禁煙群の現喫煙群に対する心血管死ハザード比は体重増加なし群0.69(95%CI 0.54-0.88)、0.1-5.0kg増加群0.47(同0.35-0.63)、5.1-10.0kg増加群0.25(同0.15-0.42)、10.0kg超増加群0.33(同0.18-0.60)で、6年を超える禁煙群では0.50(0.46-0.55)だった。全死亡についてもほぼ同じ関連が見られた。...