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ペリオスチン、骨格筋損傷後の筋修復を阻害

2018年9月26日  The Journal of Bone & Joint Surgery

腓腹筋を損傷させた野生型マウスとペリオスチン欠損マウスを用いて、骨格筋損傷後の病態生理におけるペリオスチンの関与を検討した。 その結果、ペリオスチン発現は、骨格筋損傷後に著しく上昇した。野生型マウスに比べペリオスチン欠損マウスでは筋肉の回復度改善および線維化減少とともに、浸潤線維芽細胞数の有意な減少が見られた。ペリオスチン存在下では線維芽細胞の遊走能が有意に亢進した(平均258%)。損傷した筋肉にペリオスチン中和抗体を投与すると、線維芽細胞の浸潤が抑制され、筋修復が促進された。...