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腎細胞癌切除後のeGFR、癌特異的死亡率と関連

2018年9月27日  European Urology

腎細胞癌(RCC)に対する根治的腎摘除術または腎部分切除術施行患者3457例を対象に、推算糸球体濾過量(eGFR)と癌特異的死亡率の関連を後ろ向き解析で検討した。 eGFRと癌特異的死亡率の関係を線形スプライン(linear spline)で示した。eGFRを時間依存共変量とした場合のノットは65mL/分に位置し、ランドマーク解析ではベースライン時85mL/分、12カ月時60mL/分、最終機能評価時65mL/分だった。多変量競合リスク解析の結果、eGFRがこのカットオフ値を下回る場合のみ、癌特異的死亡率との関連を認めた(eGFR値10mL/分低下ごとの部分分布ハザード比は順に1.25[P=0.003]、1.16[P=0.028]、1.44[P=0.02]、1.16[P=0.042])。...