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TKA後の抗凝固薬、関節マニピュレーション施行率に影響

2018年9月28日  The Journal of Bone & Joint Surgery

人工膝関節全置換術(TKA)施行後、退院2日以内に抗凝固薬を処方した患者3万2320例を対象に、種々の抗凝固薬が麻酔下膝関節マニピュレーションを要する術後硬直に及ぼす影響を検討した。 その結果、術後6カ月以内に麻酔下膝関節マニピュレーションを受けたのは1178例だった。低分子ヘパリンを対照とした多変量解析の結果、マニピュレーション施行リスクはワルファリン(ハザード比1.17、P=0.032)、直接第Xa因子阻害薬(同1.42、1.20-1.66、P<0.001)、フォンダパリヌクス(同1.33、1.01-1.72、P=0.038)投与群で有意に高く、アスピリン投与群には有意なリスク上昇は見られなかった(同1.17、0.72-1.80、P=0.493)。...